JAAEAの編集委員
2. 研究小話2021年11月19日
既にご存じの方もいるかと思いますが、米国の農業経済学会であるAgricultural & Applied Economic Association(AAEA)がオープン・アクセス誌を創刊します。その名も「Journal of the Agricultural & Applied Economic Association」(JAAEA)と、直球勝負の雑誌名です。
私もJAAEAの編集委員の1人(Area Editor)として、微力ながらお手伝いすることになりました。今年の春ごろにFounding Editorのティムから連絡をもらって、その時はまだ本当にできるのかな?という状態でしたが、Food Policyの任期も切れるので、軽い気持ちで引き受けた次第です。
引き受けた時は他の編集委員が誰になるかわからなかったのですが、蓋を開けてみると「なんか私だけ浮いてない?」と思わないでもないような…。AAEAの雑誌だし、初代の編集委員だし、入れてもらえてうれしいのですが、本当に大丈夫か?とちょっと不安になってきています。
あと、JAAEAも含めて、最近の農経系国際誌の編集委員にコーネル関係者が多いなぁというのがもう一つの感想です。これって、クリス・バレットが開発経済学の授業で査読のやり方とか重要性を教えている効果のような気がします。こうやって10年以上経ってから学会全体の支えになるような教育ができるって、研究業績などの表面的な評価には出て来ないんだけど、本当にすごいなぁと思います。