下川研究室

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Trends of international journals in the field of ag econ
2. 研究小話|Research 2024.10.14日

ICAE大会中に発行された学会報のCowbellにあった、国際農経学会(IAAE)の学会誌であるAgricultural Economics(AE誌)の近況報告が面白かったので記録に残しておきます。

AE誌への総投稿論文数(再投稿を含む)は、2023-2024年は1036本あり、2021-2022年とくらべて36%増加しました。そのため、論文の採択率は、この2年間で9.8%から6.5%まで下がったらしいです。おそらく、他の上位の国際誌も同様で、論文投稿数が増えて採択率は下がっており、一段とPublicationが難しくなっています。また、Cowbell Issue 4 にあった表を以下に引用しています。

この表はインパクト・ファクター(IF)だけで順位付けをしているので、ちょっと?なランキングです。引用数なども含めて総合的にみると、Food Policy、Agricultural Economics、American Journal of Agricultural Economicsが、農経系国際誌ではトップ3だと思います。British Food Journalは農経なのか?とやや疑問なので、後に続くのはJAE、ERAE、AEPPといった感じでしょうか。こういう表を見ると、IFだけで評価することの危うさがよくわかります。