ムーンショット型農林水産研究開発事業
2. 研究小話2021年03月02日
早稲田大学理工学術院の竹山春子先生のプロジェクト「土壌微生物叢アトラスに基づいた環境制御による循環型協生農業プラットフォーム構築」が、ムーンショット型農林水産研究開発事業に採択されました。 http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/brain/moon_shot/MS_PM_02.pdf
私も、プロジェクトチーム唯一の社会科学研究者として、起ち上げ当初から参加させてもらっています。
土壌中の微生物を活用した健康土壌の研究開発を中心に、大豆の育種、環境測定・制御、栽培マネジメント、食料経済のチームが協力して、循環型協生農業プラットフォームの構築と普及を目指すプロジェクトです。
日本農業ではまだまだ注目度の低い健康土壌ですが、EU農業ではかなり注目されています。たとえば、Horizon Europeという5つのミッションからなる巨大な研究開発プロジェクト(955億ユーロ!)の中でも、「Caring for Soil is Caring for Life」という理念のもと、「健康土壌と食料」がミッションの1つに含まれています。